ダイキン女子ゴルフ3日目 新垣比菜9位、トップと5打差で最終日へ


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18番ホール イーグルにつながる新垣比菜のセカンドショット=6日、南城市の琉球ゴルフ倶楽部

 5位でスタートした新垣比菜は、ここまで好調だったショットが安定せず前半だけで3ボギー、1バーディー。「すごい荒れていて本当に最悪だった」。フェアウエーになかなか乗せられず、気持ちの切り替えが難しいゲームとなった。

 一時はトップ10から転落し、スコア上昇に焦りもあったが「(ショットが)全然直る感じもなくて、きょうは気楽にいこう」との開き直りが、上がり3ホールでの意地のプレーにつながった。

 13番以降、切り替えがうまく影響したのか、16番で下り4メートルのバーディーパットを決めると、17番はパーセーブ。

 最終18番のティーショットは、この日一番の手応え。230ヤードからのセカンドはグリーン奥のバンカーを気にしつつ「ちょっと手前の方が可能性は高いと思ったので、5番ウッドを選択した」

 番手選びがはまり、イメージ通りにグリーン手前に落ちたボールは、ピンに吸い寄せられるように転がって止まった。

 それでも約5メートルを残したが、起死回生のイーグルパットを沈める。9位まで戻し、最終日へと流れをつないだ。最終ラウンドは「バーディーをもっとたくさん出して、来てくれる親族や知人を楽しませたい」とショットの修正を誓い、さらに上位へと食らいつく。

 (上江洲真梨子)


 ゴルフのダイキンオーキッドレディーストーナメント第3日は6日、南城市の琉球ゴルフ倶楽部(6561ヤード、パー72)で決勝ラウンドが始まり、ツアー未勝利の西郷真央と1勝の森田遥がともに70で回り通算12アンダー、204で首位を守った。19歳の西郷が5バーディー、1ボギー、1ダブルボギー、24歳の森田は5バーディー、3ボギー。県勢では新垣比菜が71の通算7アンダーで県勢トップの9位につけた。宮里美香は12位、29位で入った川満陽香理は68で15位に浮上。2打差の3位に66を出した小祝さくら、69の菊地絵理香と71の田辺ひかりが並んだ。65で回った稲見萌寧、68だった河本結が通算9アンダーで6位。渋野日向子は72で6アンダーから伸ばせず5位から12位に後退した。そのほか県勢は比嘉真美子が22位、山城奈々が26位、上原美希が55位、アマチュアの新城莉李亜は61位。(出場62選手=アマ1、観衆863人)