女性の力社会に 地位向上へ女団協、選択的別姓やクオータ制要請採択


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 県女性団体連絡協議会(与那嶺清子会長)は7日、8日の国際女性デーに合わせた集会を那覇市の県総合福祉センターで開催した。集会では、女性の地位向上を目指して選択的夫婦別姓制度の実現や女性議員を増やすため議席や候補者の一定数を女性に割り当てる「クオータ制」の導入など五つの要請やアピール文を採択した。県知事や国会、県議会など宛て。

 アピールは「女性が持つ生活に根付いた柔軟で多角的な視点は、社会にとって貴重であり、持続可能な社会づくりに欠かせない」などと強調した。
 集会に参加した県政策参与の亀浜玲子氏は「クオータ制度の導入を目指したい。(女性管理職の割合が高い)南風原町でも、30%程度でまだまだだ。女性たちを登用できる環境を、沖縄から目指したい」と述べた。
 集会では県子ども生活福祉部女性力・平和推進課の榊原千夏課長が第5次県男女共同参画計画「DEIGOプラン」(2017~22年度)について講演した。榊原課長は「男女共同参画社会の実現は県政の主要課題の一つとして位置付けられており、DEIGOプランの適切な進行管理が求められている。次年度から第6次計画の策定を進める。協力をお願いしたい」と呼び掛けた。

3・8国際女性デー県集会でDEIGOプランについて説明する県女性力・平和推進課の榊原千夏課長
登壇者の講演に聴き入る女性たち=7日、那覇市の県総合福祉センター