「最強牛」倒し上地大宝が優勝 平成若猪会大闘牛 南魁龍に殊勲賞


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槍のように鋭く尖った角で強烈な割り技を放つ上地大宝(右)=7日、うるま市石川多目的ド-ム

 平成若猪会による第4回平成若猪会大闘牛大会(南部・胡屋・具志川・石川闘牛組合主催、琉球新報社共催)がうるま市石川多目的ドームで開かれた。

 闘牛ファンから今年5月の全島大会まで待てない頂点対決と銘打った注目のシーの一番は、槍(やり)のような鋭い角を持つ上地大宝が、沖縄最強牛と評される闘牛界屈指の超大型牛・大獣王を強烈な割り技で仕留めて圧巻の優勝を果たした。

 上地大宝の距離を取っての割り技に対して、大獣王は巨体を生かしての掛け技で応戦。しかし対戦時間が5分を過ぎた辺りから、上地大宝の割り技からの腹取り攻撃が勢いを増した。最後は上地大宝が前評判を覆す大殊勲の金星で期待の大物牛大獣王を撃破しての優勝に、観衆から大きな声援が送られた。

 また、好取組として期待されたシーの十番は、スピード攻撃を得意とする南魁龍があかり雄道に対して、強烈な腹取り攻撃をさく裂させ殊勲賞を獲得した。

優勝 上地大宝
ゆかり賞 徳王
敢闘賞 戦闘パンダ
殊勲賞 南魁龍
 (平川康宏通信員)