ダイキン女子ゴルフ最終日 新垣、後半失速で10位 「メンタルの成長必要」


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18番ホール バーディパットを外す新垣比菜=7日、南城市の琉球ゴルフ倶楽部(又吉康秀撮影)

 9位で出た新垣比菜は10番パー4で三つ目のバーディーを奪って通算9アンダーまで上げ、トップの背中を捉えた。

 10番はほぼ直線のコース。ティーショットをフェアウエーの左側に運ぶ。山なりのポイントを越え、グリーンを見据えることができる好位置。2打目で狙い通りのピン近くに寄せて、余裕を持ってパットを沈めた。1番で一つ伸ばす好発進を切り、ショットも気持ち良く振れていた。10番のバーディーで勢いに乗りたかった後半だったが、以降は伸び悩んだ。

 16番のパー3では「バーディーが取りたい」と気持ちが入りすぎて裏目に。ロングパットからタッチがかみ合わず、3パットしてしまう。17番も続き、痛恨の連続ボギー。結果、イーブンパーでのホールアウトとなった。

 「いい感じだった。スコアが悪くて変な感じ」と振り返るのは手応えの良さの証しだろう。その上で「ラスト3ホールが大事。アンダーで回るようにしないと。メンタルの成長も必要」と課題を見つめる。決して調子は悪くないと言い「今年は優勝したい」と自信を持ってシーズンを突き進む。


 ゴルフ国内女子ツアーの今年初戦、第34回ダイキンオーキッドレディーストーナメント最終日は7日、南城市の琉球ゴルフ倶楽部(6561ヤード、パー72)で行われ、22歳の小祝さくらが3位から5バーディー、1ボギーの68で回り通算14アンダー、274に伸ばして通算3勝目を挙げた。年をまたいで統合された今シーズンでは昨年9月以来の2勝目。賞金2160万円を獲得した。15位から二つスコアを伸ばした川満陽香理、9位スタートで72で回った新垣比菜が県勢トップの通算7アンダーで10位に入った。宮里美香は15位、2連覇に挑んだ比嘉真美子は20位、上原美希は40位、山城奈々は54位。新城莉李亜は59位でベストアマチュアの表彰を受けた。首位から71だった森田遥が1打差の2位。70で回った田辺ひかりが通算12アンダーで3位だった。(出場62選手=アマ1、観衆837人)