沖縄副知事に照屋義実氏が就任 総務や環境、農水部門など担当へ


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玉城デニー知事(右)より辞令を受け取る照屋義実副知事=11日午前、県庁(喜瀨守昭撮影)

 沖縄県の玉城デニー知事は11日、任期満了で8日に副知事を退任した富川盛武氏(73)の後任として、元県政策参与の照屋義実氏(73)を任命する辞令を交付した。玉城知事は「豊富な経験と知識を十分に発揮し、県行政の発展に協力してほしい」と訓示した。

 照屋氏は建設業の照正組社長を務め、県建設業協会会長や県商工会連合会会長などを歴任。名護市辺野古の新基地を造らせない「オール沖縄会議」の共同代表を務めた。2015年8月から県政策参与を務めた。

 照屋氏は副知事として総務部、環境部、農林水産部、商工労働部、文化観光スポーツ部などを担当する方向で調整している。もう一人の副知事の謝花喜一郎氏は富川氏が担当していた企画部に加えて、知事公室や土木建築部、子ども生活福祉部、保健医療部などを担当する方向で調整が進む。