沖縄のコロナ緊急宣言解除後で最多に 増加続けば「蔓延期」 県が警戒訴え


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 県内の新型コロナウイルスの新規感染者数は12日、緊急事態宣言解除後で最多となる38人に達した。このペースが1週間続けば、直近1週間の新規感染者数は「211人超」となり、警戒レベル判断指標で第4段階の「感染蔓延(まんえん)期」に達する。県は12日、注意喚起のために過去の感染例を公表、15日の対策本部会議でさらに強い呼び掛けをするか検討するとした。

 公表した感染例は1月以降の(1)帰省者との接触(2)親族間交流(3)飲食店(4)職場―の4場面。帰省者との接触例では、成人式で帰省した若者と同級生14人が複数店舗で会食し、その参加者が数日後に別メンバーでカラオケや飲み会を行い感染が広がった。

 職場の事例では、発熱しながらも無理して出勤し、職場の同僚にうつしてしまい集団感染に発展した。

 飲食店の事例では、同級生の模合で感染し、その後参加者が働く保育施設で感染が広がった。