玉城知事「誰1人取り残さない」 ランチサポートの配布会場を視察


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ランチサポートの食品配布現場を視察する玉城デニー知事(右から2人目)=12日、那覇市東町の日本郵便沖縄支社

 玉城デニー知事は12日、新型コロナウイルスの影響を受けた子どもの食事支援に取り組む「おきなわこども未来ランチサポート」(実施主体・琉球新報社、おとなワンサード、日本郵便沖縄支社)の食品配布の様子を視察した。配布会場となっている那覇市東町の日本郵便沖縄支社で、おとなワンサードの富田杏里代表取締役から、支援内容などの説明を受けた。

 玉城知事は「多くの人が受け取れるように協力したい。誰一人取り残さない環境をつくりたい」と話した。

 この日はパン製造のオキコとぐしけんから各200個の菓子パンをはじめ、県内企業から提供された飲料や野菜を子どもの居場所を運営する15団体に配布した。

 ランチサポートは昨年3月に「りゅうちゃんランチサポート」の名称で始まった。同10月からは「沖縄子どもの未来県民会議」(会長・玉城知事)の事業の一環として、県内全域の子ども食堂に食料を届けようと、配送業務を始めた。


4者が食料寄付 23団体受け取り

 8~12日の飲食料提供企業と受け取り団体は次の通りです。

 【食料品等提供協賛企業】

 オキコパン(600個)ぐしけんパン(600個)みやぎ農園(野菜40ケース)イオン琉球(米34袋、ちらし寿司の素70袋、菓子114個)

 【受け取り団体】(23団体、対象子ども数1403人、999世帯)

 住吉国際ジュニア倶楽部、学習支援ひろば「くじら寺子屋」(以上沖縄市)呼吸子ども食堂(北谷町)地域むすびくらぶ、ゲンキ食堂(以上宜野湾市)上原自治会子どもの居場所(西原町)みんなおいでよ陽迎橋、レッツクッキング、キッズカフェ・ひだまり、若草子ども食堂、浦城っ子子ども食堂、ゆいゆいクラブ、放課後等デイサービス遊友(以上浦添市)子どもの居場所in那覇、小禄市営住宅子どもの居場所、ゆいまーるの会(以上那覇市)糸満市社会福祉協議会、子供の居場所いっぽ(糸満市)まぁる家よなばる(与那原町)

 ※日本郵便沖縄支社による郵送で提供 まんぷくや(うるま市)南風原子ども元気room(南風原町)Groupers(読谷村)かぶさ食堂(石垣市)