【国頭】国頭村宇嘉の宇嘉トンネル付近で12日正午ごろ、米空軍のMC130J特殊作戦機とみられる大型機の低空飛行が確認された。高度は数十メートル程度とみられる。機体は南側から飛来し、辺戸岬方面へ北上した。本島西海岸の海岸線や国道58号に沿うように沖合を飛行していったという。
国頭村や同村議会は2月、沖縄防衛局などに住宅地上空などでの飛行訓練をしないよう求めていた。12日、米軍機の低空飛行を目撃した嘉陽宗幸さん(67)=同村桃原=は米軍機の低空飛行の様子を辺戸岬などでたびたび目撃してきた。嘉陽さんは「最近は米軍機の高度が高くなったと感じていたところだった。(村などの)抗議が通じたと思っていたが一時のことだったのか」と話した。