障がい者支援の複合施設、浦添に4月開所 未就学児対象の発達教室も 18日にシンポ


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シンポジウムへ参加を呼び掛ける勝連啓介医師(右端)と浦添市社協の久貝宮一会長(左から2人目)ら=10日、那覇市泉崎の琉球新報社

 【浦添】医療法人へいあんの勝連啓介医師と浦添市社会福祉協議会の久貝宮一会長らは10日、那覇市泉崎の琉球新報社を訪れ、4月1日に浦添市牧港に開所する障がい福祉関連複合施設「ピアラルうらそえ」の事業内容を説明した。18日には、同施設の開所を記念し「子育てがしやすい街づくり」をテーマにオンラインでシンポジウムを開く。

 同施設は、浦添市が指定管理者として委託した医療法人へいあんと、浦添市社協が共同で運営する。障がい者の相談窓口や、育ちが気がかりな未就学児を対象とした親子通園型発達教室などを設け、幼少期から成人期まで一貫した支援を目指す。

 勝連医師は「医療、福祉施設に加えて、発達障がいと診断されていない子が通える教室が常設されるのは珍しい」と述べた。久貝会長は「子育てに困っている親を支援し、住みよい街を目指す」と述べ、利用を呼び掛けた。

 18日のシンポジウムでは、施設の概要説明のほか、児童精神科医の土岐篤史さんが講演する。ビデオ会議システム「Zoom」で視聴できる。視聴は無料で参加希望者は事前申し込み(https://zoom.us/webinar/register/WN_51LqVOhaT1GO89jlGvydcQ)が必要。問い合わせはメールheiankikan@gmail.com (電話)090(1942)7861。