県中学新人ソフトテニス 女子は東風平、男子は玉城が優勝


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 ソフトテニスの第65回県中学校新人大会(県ソフトテニス連盟主催、県中体連、琉球新報社共催)第1日は13日、沖縄市の県総合運動公園レクドームで団体戦が行われた。予選トーナメントを勝ち上がった4校による決勝リーグで男子は玉城が3戦全勝し、2連覇を達成した。女子は東風平が3勝し、2年ぶりの優勝を果たした。14日は個人戦が行われる。


東風平、地区新人の屈辱果たす
 

女子団体戦決勝リーグ 東風平―伊良波 ポイントを決め、ガッツポーズする東風平の前衛・新垣美輝(左)と後衛・仲里結菜ペア=13日、沖縄市の県総合運動公園レクドーム(又吉康秀撮影)

 決勝リーグ2勝同士の対決となった最終戦。伊良波と東風平は1、2番手をそれぞれ取り合う。3番手もゲームカウント2―2と終盤までもつれたが、東風平が粘りで勝利を手にした。新垣美輝主将は「地区新人は予選で負けていた。リベンジできて良かった」と大きな自信になった。

 1番手を落としてエースペアの金城叶・玉城佳奈が強いレシーブなどで圧倒し取り返す。3番手は新垣・仲里結菜組。互いに粘りのラリーでゲームの取り合いが続く。先に3ゲームを奪って王手をかけるが、ミスが重なり3ポイント取られてゲームを落としかけた。

 「いつも通りやろう」。落ち込む新垣に仲里が声を掛けた。ここから仲里がレシーブで絶妙なコースを突き、サーブも決めて連続得点で追い付く。前衛の新垣も体が軽くなったように足元に小さく弾む難しいボールに対応。その後のラリーでもボレーを決め、最後は6―4のゲームカウントで競り勝った。

 12月の島尻地区新人は具志頭に負けて予選敗退。悔しさから基礎練習の徹底や1日サーブ100本を課して鍛え、決勝リーグ2戦目で具志頭にも雪辱を果たした。

 金城は「優勝で気を緩めず、中学総体でも優勝できるようにしたい」と気を引き締める。14日の個人戦も目指すは優勝だ。

 (謝花史哲)