今年5度目のパラシュート降下訓練強行 米軍が津堅島水域で


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嘉手納基地に駐留するMC130J特殊作戦機からパラシュートで降下する兵士ら=12日午前10時25分、うるま市の津堅島訓練場水域上空

 【うるま】米軍は12日、うるま市の津堅島訓練場水域でパラシュート降下訓練を実施した。同水域では今年5度目の訓練となった。午前10時25分から同55分にかけ、嘉手納基地に駐留するMC130J特殊作戦機から計9人の兵士がパラシュートで降下した。着水後、兵士は海上で待機していたボートに乗り込んだ。午前11時15分ごろ、米軍ホワイトビーチに到着した。

 米連邦航空局が、航空情報(ノータム)を出し通知していた。県は9日、訓練中止を働き掛けるよう沖縄防衛局に要請していたが、米軍は強行した。うるま市議会は2月26日、防衛局を訪れ、今後は降下訓練しないよう求める意見書を提出している。

 同水域では8日にも訓練が行われたばかり。このままのペースでいけば、年間の最多(11回)を更新する可能性がある。