首里城復興祈る琉舞 皇居・二重橋背に公演


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皇居・二重橋を背景に首里城の再建を祈念し上演される「四つ竹」=14日、東京都千代田区の皇居外苑皇居前広場(C)日本芸術文化振興会

 【東京】日本博皇居外苑特別公演「祈りのかたち」(主催・文化庁、環境省、日本芸術文化振興会)が14日、皇居・二重橋を背景にした特設舞台であり、火災で焼失した首里城の再建を祈念する琉球舞踊が上演された。

 政府の文化プログラム「日本博」の一環。「四つ竹」「麾(ぜい)」「醜童」などが披露され、晴天の下、東江裕吉さん、新垣悟さん、玉城盛義さん、宮城茂雄さんが優雅に舞った。石垣やお堀の景観と併せ、観客は琉球王国時代の「江戸上り」の雰囲気を楽しんだ。
 公演後、東江さんは「首里城復興への祈りを込めて踊った。江戸上りを思い起こし、いい体験ができた」、新垣さんは「琉球舞踊を絶やさずに次の世代につなげていきたい」と話した。
 12日に開幕した同公演の最終日は琉球舞踊のほか、名手による狂言と半能などが披露された。