大綱引きなどの伝統行事を紹介 琉銀本部支店でロビー展


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写真パネルに50点、パネル2点、綱の模型も展示=3日、琉球銀行本部支店ロビー内

 【本部】沖縄県本部町の琉球銀行本部支店(新垣暁支店長)で3日から31日まで、地域の伝統行事を紹介するロビー展を開催している。

 展示の内容は、同町渡久地区の大綱引きや旗頭、綱編みの様子、東の弁慶と西の牛若丸の対決写真などの写真、1957年から最近までの豊年祭の様子も見られる。約3メートルの綱の模型も展示した。

 渡久地の大綱引きは7年ごとに開催され、東が勝つと豊作で西が勝つと大漁になると伝えられている。旗頭は東の旗に「楽豊年」、西の旗に「喜無限」の旗字が躍る。2018年には旗頭保存会を結成し後継者育成にも取り組んでいる。

 中曽根義人渡久地区長は「昨年度はコロナ禍で綱引きをウガン中心に縮小した。これまでの写真を鑑賞してほしい」と話した。同支店では「地域かわら版」と題して地元本部町や今帰仁村、伊江村などの新聞記事を切り抜き、掲示して話題となっている。展示は月曜日から金曜日までが午前9時から午後3時まで。土曜、日曜、祝祭日は休み。
 (上間宏通信員)