渡嘉敷で低空飛行、米軍作戦機か 「2、3日に1回ぐらい目撃」


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低空飛行する米軍機とみられる大型機=16日午後0時半ごろ、渡嘉敷村阿波連(米田英明通信員撮影)

 【渡嘉敷】沖縄県渡嘉敷村で16日午後0時半ごろ、米空軍のMC130J特殊作戦機とみられる大型機の低空飛行が確認された。同機は座間味村の久場島から慶良間海峡を通り、沖縄本島方向へ向かったという。

 航空法では最低高度について、何もない場所で海面などから150メートル、市街地などでは300メートルと定められているが、目撃者によると、大型機は渡嘉敷島の標高約100メートルの山よりも低く飛んでいたという。渡嘉敷村でダイビングショップを営む男性は「最近では2、3日に1回のペースで低空飛行する機体を目撃する。いい加減にしてほしい」と批判した。

 座間味村の宮里哲村長と渡嘉敷村の座間味秀勝村長は1月、沖縄防衛局に対し「低空飛行訓練は島の住民生活に影響を及ぼしている。危険や不安を感じさせる訓練は行わないようにしてほしい」と訴えている。