玉城知事が脱炭素の取り組み紹介 全国知事会の会合


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玉城デニー沖縄県知事

 玉城デニー知事は16日、全国知事会が設置した二酸化炭素(CO2)排出ゼロ社会の実現を目指す「ゼロカーボン社会構築推進プロジェクトチーム会議」にオンラインで参加した。同会議の開催は2度目で、玉城知事の発言機会が初めてあり、県内のCO2排出削減の取り組みを紹介した。島しょ県、海洋県ならではの再エネ活用策を推し進める方針を説明した。

 玉城知事は沖縄では、これまでエネルギー供給で不利とされてきた小規模離島での再生エネルギー活用による自給率の向上、情報技術(IT)を活用した再生エネの需給調整といった取り組みが進んでいることを紹介した。その上で「不利性を逆にして、島しょの特性を強みとして生かし、小規模離島における脱炭素モデルの形成や、海洋再エネポテンシャルを生かした方策を検討していきたい」と強調した。

 会議は長野県の阿部守一知事がリーダーを務め、全国34の都道府県知事や小泉進次郎環境相らが参加した。