新しい琉球大病院が着工 宜野湾・西普天間で安全祈願祭


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米軍キャンプ瑞慶覧・西普天間住宅地区跡地にできる琉球大学病院の完成イメージ図(国立大学法人琉球大学提供)

 【宜野湾】宜野湾市の米軍キャンプ瑞慶覧・西普天間住宅地区跡地で19日、琉球大学病院の移転工事着手に伴う安全祈願祭があった。病院建築の主体である清水建設と大米建設による共同企業体(JV)が主催し、県や市、地元自治会の関係者も出席した。西普天間開発で建物工事としては初めて。

 新たな病院は、県内にない高度救命救急センターの整備を予定し、救急医療体制の強化を図るとした。2024年6月完成、25年初頭の開院を目指している。

 病院は14階建てで延べ床面積は約6万9千平方メートル、病床数が620床。建築や電気設備、機械整備の総額で338億9980万円の契約となっている。大学医学部の移転に伴う建築業者は公募中という。

琉球大学病院の着工に向けた安全祈願祭で、盛砂の草を刈る西田睦学長=19日、宜野湾市新城の西普天間住宅地区跡地

 西田睦学長は「(開学時の)『地域に根ざし、地域のために』の精神を継承してまいる」とあいさつした。