金武町観光協会は町内の農産物を詰め合わせた「金武の味わんさかセット」の受け渡しを20日、那覇市の琉球新報社で行った。事前予約の電話が殺到したため当初予定した50セットを100セットに倍増させて完売。オリジナルのカレーレシピや観光パンフレットを付けて「金武の魅力を知って」と手渡した。
コロナ禍で外出や物産展の機会が減る中、金武町の魅力を発信し、農家を応援しようと企画した。カレー6人分程度の量の田芋、アグー、ブナシメジなど6品を詰め合わせた。
受け取りに来た男性は「金武までなかなか行けない。地元の食材を買える、いい企画」と喜んだ。「娘の分も注文したかったが、やっとつながった電話で『1人1セット限定』と言われ残念だった」と増量を要望する女性もいた。
想像以上の反響に、町観光協会の喜久山哲郎事務局長は「農家との連携・調整を進めて農産物の量を増やし、別のレシピでも実施したい」と意気込んだ。