沖縄の2離島は一斉接種 コロナワクチン 久高島と津堅島は全住民対象


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河野太郎沖縄担当相

 【東京】河野太郎沖縄担当相は23日の会見で、新型コロナウイルスワクチンについて、沖縄県が南城市の久高島とうるま市の津堅島で一斉接種を開始することを明らかにした。22日に行われた玉城デニー知事とのオンライン会談で報告を受けたとした。

 河野氏は、久高島、津堅島でのワクチン接種について、「4月の段階で人口の関係から高齢者に限定することなく、届いたワクチンで住民の皆さんに打ち始めていただくことになる」と述べた。

 河野氏は22日に、玉城知事から県内でのワクチン接種の進捗状況について報告を受けた。河野氏によると、玉城知事は、全国で高齢者優先のワクチン接種が始まる4月12日に、うるま、宮古島の両市から接種を開始させると説明したという。

 河野氏は、「人口1000人以下の自治体、あるいは離島は高齢者分けずに一般の方も接種してくださいという通知を出している」と説明。通知は、厚生労働省が各自治体に2月26日に出したもので、これに基づき「沖縄でもこういうところは一斉に接種をしていただくということになろうかと思う」と強調した。