琉球大学で卒業式、1670人巣立つ「知識集約型社会へ活躍を」


この記事を書いた人 Avatar photo 嶋野 雅明
西田睦学長から卒業証書を受け取る琉球大の学生=23日午前11時過ぎ、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター展示棟

 琉球大学(西田睦学長)は23日午前、沖縄県宜野湾市の沖縄コンベンションセンター展示棟で卒業式・大学院修了式を行った。学部学生1416人、大学院学生254人の計1670人が卒業した。新型コロナウイルス感染予防のため、卒業生・修了生のみが式に参加した。

 西田学長は「大量生産・大量消費の労働集約型社会が、知識集約型社会へと急速に変貌しつつある。地球環境問題、富の偏在、働き方のひずみなど、大きな問題を抱え行き詰まっていおる工業化社会を乗り越え、新しい社会をよりよいものにするために、諸君が大いに活躍してくれることを期待する」と激励した。

 学部卒業生を代表し、教育学部の岩下希成さんは「勉強で得た知識はもちろんですが、大学生活での出会いの一つ一つが今の私を形作っており、すべての経験が将来の糧になると信じている」と答辞を述べた。