プロの演奏家18人、迫力スイング 沖縄市でジャズイベント


この記事を書いた人 Avatar photo 大城 周子
ゲストに安富祖貴子(左手前)を迎えて、迫力のブラスサウンドを届ける真栄里英樹 BIG BAND=2月27日、沖縄市のミュージックタウン音市場

 沖縄市のミュージックタウン音市場が2月27日、ジャズイベント「コザJAZZ VOL.1」を同施設の3階音市場ホールで開いた。県内外で活躍するプロの演奏家18人による「真栄里英樹BIGBAND」が迫力のスイング・ジャズで会場を華やかに彩った。ゲストにジャズシンガーの安富祖貴子が出演した。

 「イン・ザ・ムード」で幕開け。2月に亡くなった米ジャズピアニストの巨匠、チック・コリアの「スペイン」を、じょじょ(サックス)と櫻井萌(ピアノ)のリズミカルな独奏パートと共に追悼の思いを込めて演奏した。「マイ・ロマンス」では知念嘉哉(ギター)を中心に、しっとりと聴かせ観客を魅了した。

 安富祖は終盤、「ワークソング」などを披露し、喝采を浴びた。アンコールはTHE BOOMの「島唄」を軽やかに聞かせた。真栄里は「ステージで子どもたちとも交流ができるような世の中に一日も早くなってほしい。コザジャズもずっと続けていけるように頑張るので、今後も応援してほしい」と話した。

 サブステージ(1階音楽広場)ではコザ高校吹奏楽部など沖縄市内の金管バンド部や吹奏楽部が出演した。