第3次普天間爆音訴訟 きょう追加提訴 新たな原告1166人


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那覇地裁沖縄支部

 【宜野湾】第3次普天間爆音訴訟団(島田善次団長)は25日、米軍普天間飛行場を離着陸する米軍機の実質的な飛行差し止めや騒音被害による損害賠償を求めて、那覇地裁沖縄支部に追加提訴する。新たな原告は1166人で、原告総数は過去最多1946世帯の計5347人となる。

 3次訴訟は過去に退けられた飛行差し止めと、損害賠償の増額も求める。原告は国が定めた騒音コンター(分布図)の区域内の住民に限定している。

 訴訟団は、コンター内の住民約5万人の1割となる5千人の原告数を目標としていた。基地周辺で米軍機の落下物が相次ぐなどし、原告は子育て世代とみられる40~50代が多くなっている。