浦添ふ頭地区の形状 埋め立て面積縮小案で調整終える 検討会議


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浦添ふ頭地区=2020年8月撮影

 那覇港管理組合構成団体の課長級でつくる「浦添ふ頭地区調整検討会議」(検討会議)が浦添ふ頭地区の形状について、物流区域、交流区域ともに現行計画よりも埋め立て面積を縮小する案で調整を終えたことが24日、関係者への取材で分かった。形状案は構成団体の部長級でつくる「構成団体調整会議」で諮られることになり、構成団体調整会議が案に合意すると、正式な形状案となる。

 関係者によると、検討会議では、現在の貨物状況を踏まえて、物流区域を現行計画より縮小し、既存の物流施設とつなげて南側に集約する形とすることを確認した。またリゾート地区とする交流区域については、自然のイノー(礁池)を可能な限り残す方向性を確認した。富裕層を取り込むため大型クルーザー「スーパーヨット」が停泊できるマリーナのほか、ビーチも整備することで調整した。

 組合などはこれまで、民港の形状案を2020年度内に導き出す方針で議論を進めてきた。構成団体調整会議は26日に開催する予定。