競技とオープンの部で那覇市が2冠 駅伝県市郡対抗 in 残波岬


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競技の部で逆転優勝した那覇市のアンカー赤嶺達也=21日、読谷村の残波岬公園(提供)

 駅伝の県市郡対抗in残波岬は21日、残波岬公園内を周回するコースで行われ、競技の部(9区間、37・5キロ)で那覇市が2時間11分01秒で優勝した。浦添市が2時間11分13秒で2位。沖縄市Aが2時間15分09秒で3位だった。オープンの部(8区間、30キロ)でも那覇市が1時間33分54秒で栄冠をつかんだ。

 今大会は、2019年に終了した「沖縄一周市郡対抗大会」の代替大会として開催された。同大会は県内陸上競技の強化などを目的に1978年に始まり、19年2月の42回大会を最後に廃止された。
 (記録は後日掲載)

 

実力者ぞろい/アンカー赤嶺逆転

 那覇市が2冠した。オープンの部は北山高のエース・上原琉翔や社会人の外間勇太ら実力者がそろい、2位と3分4秒差をつけ1位になった。競技の部ではアンカーの赤嶺達也が逆転勝利を収めた。

 競技は1区で上山中の照屋雄大が区間1位になり、2区の仲宗根光平も1位をキープしてたすきをつないだ。しかし、3区から順位を落とし、5区を走り終えた時点で1位と3分49秒差で4位に。6区平良琉空の区間1位などで追い上げたが、最終9区の赤嶺がたすきを受けた時点で1分59秒の差があった。

 赤嶺は9区3周回のうち1周目は10秒程度しか縮められなかったが、2週目でそこから1分も詰めた。残り約1キロ、3区から1位を保ち続けた浦添市をまくり、優勝した。

 倉岡弁慶監督は「那覇市が強いことを選抜された中高生が誇りに思い、自信につなげてほしい」と喜んだ。