浦添市のコロナワクチン 高齢者はGW明け 集団接種の手順確認


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ワクチンの集団接種シミュレーションで流れを確認する市民や医療従事者ら=25日、浦添市の市保健相談センター

 沖縄県浦添市は25日、高齢者への新型コロナウイルス感染症のワクチン接種を5月の大型連休明けから開始する予定と発表した。同日、市保健相談センターで集団接種シミュレーションを実施した。医療従事者やボランティアの市民ら約100人が参加した。

 センターには予診、接種室などを設営し、関係者がそれぞれの担当に分かれ、受け付けから接種、経過観察と一連の流れをシミュレーションした。アナフィラキシーショックなどの症状を訴える患者を想定し、過去にアレルギー症状を発症した人などをリストバンドで識別するなど、緊急時の対応も確認した。終了後は各担当から改善点などを出し合った。

 浦添市福祉健康部健康づくり課の福原雅史課長は「予診票が記入されていない、必要物品が足りないなど改善点が明らかになった」として、接種開始までに環境整備を進める。

 同市の65歳以上の高齢者は約2万5千人で、8月末までには接種を完了する見込み。