OCVB、2期連続で赤字予測 観光需要落ち込み 21年度は職員減らし組織改編


この記事を書いた人 Avatar photo 大城 周子
(資料写真)

 沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB、下地芳郎会長)は26日、理事会を那覇市の沖縄産業支援センターで開き、20年度の収入支出補正予算、21年度の事業計画案と収入支出予算案を承認した。県から受託する事業費の減少や、観光需要の落ち込みによる管理施設の収入減などで厳しい収支となり、20、21年度の2期連続で赤字を見込んでいる。

 21年度から組織改編を実施し、職員数を20年度の169人から152人まで減らす。

 一般企業の経常利益に当たる20年度の当期一般正味財産増減額は、2億3613万442円の赤字になる見通し。20年10月時点の見込みの2億5019万9705円から赤字幅は縮小したが、厳しさが続く。