県産品 ティンクティンクが動画で応援 沖縄セルラーアグリ、アジマァ共同プロジェクト


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 周子
動画配信サイトを使った県産品紹介に取り組む沖縄セルラーアグリ&マルシェの國吉博樹社長(右)とアジマァの照屋林賢社長(左)、女性ボーカルグループ「ティンクティンク」のメンバーら=26日、那覇市の沖縄セルラー本社

 沖縄セルラーアグリ&マルシェ(國吉博樹社長)と、アーティストのマネジメント事業などを手掛けるアジマァ(照屋林賢社長)は26日、那覇市の沖縄セルラー本社で記者会見を開き、県産品のPRや販売促進に向けた共同プロジェクトの実施を発表した。

 4月から、アジマァに所属する女性ボーカルグループ「ティンクティンク」が県産品を紹介する動画をライブ配信し、沖縄セルラーアグリ&マルシェのEコマースサイト「沖縄CLIPマルシェ」を通して販売する。

 新型コロナウイルス感染症の影響で、消費が低迷する県産品の生産者らを応援するために企画された。動画配信サイト「YouTube」のティンクティンクのチャンネル内でライブ配信し、商品の味や魅力を発信する。

 沖縄CLIPマルシェで取り扱う商品の中から、果物などの食品や伝統工芸品など、毎月3~4点を紹介する考え。動画内では商品紹介とともに、クーポンコードも発行している。

 ティンクティンクの動画チャンネルの登録者は5千人以上で、1月末から実験的に県産たんかんなどを売り出したところ、売り上げは通常の5倍以上に増えたという。

 國吉社長は「取り組みが根付けば、ティンクティンクの華やかな言葉で、県産品を全国に広げていける」と期待した。照屋社長は「(全国的に)知られていない商品などを優先的に紹介して、魅力を引き出していきたい」と語った。