沖縄・南部東道路の一部開通 南城市大里大城~佐敷新里 地域活性化を願い式典


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式典で南部東道路の一部供用を祝う関係者ら=27日、南城市新里

 【南城】27日午後5時から南部東道路の一部(南城市大里字大城から同市佐敷字新里の約2キロ)が暫定的に片側1車線で開通した。同日、同市新里で「南部東道路暫定供用開通式典」が開かれ、関係者は南部圏域の発展に期待を込めた。

 式典では、謝花喜一郎副知事が玉城デニー知事のメッセージを代読し、「南城市はもとより、南部圏域の産業や観光の振興発展に大きく寄与するものと期待している」と述べた。瑞慶覧長敏南城市長は「観光振興、物流の効率化、救急医療体制の充実、大規模災害発生時の緊急道路として、社会的、経済発展に大きく期待できる。地域全体の活性化の一歩であり、全線開通を待ち望んでいる」と話した。

 南部東道路の事業区間は、南風原町喜屋武から南城市玉城字垣花までの約7・4キロ。2011年度に事業に着手した。20年代後半までの全線開通を目指している。