2000台駐車場の運用を開始 南城市 催しや避難場所に活用


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 滝本 匠
南城市公共駐車場運用開始の式典でテープカットする瑞慶覧長敏南城市長(右から3人目)ら=1日、南城市佐敷新里

 【南城】南城市は1日、約2000台が駐車可能な「南城市公共駐車場(観光振興拠点施設)」の運用を開始した。1日、同駐車場の入口で記念式典が行われ、瑞慶覧長敏市長ら関係者約70人が出席した。

 市は同駐車場について「通常の駐車場以外に、屋外イベントの開催や大規模イベント時の臨時駐車場、災害時の避難場所などの活用に期待できる」とPRする。式典で瑞慶覧市長は「南城市や本島南部の観光振興から市民の防災、安全にもつながる施設になる」と期待した。

 市によると駐車場は2016年に着工。総事業費は約17億4800万円で、費用の約8割が一括交付金で整備されている。

 同施設は広さ5万6000平方メートル。駐車場の利用料金は1回に付き100円。精算は駐車券やロック板は無く、設置されたカメラで車両ナンバーを読み取る最新式を採用している。

 また、イベント会場としても利用可能で、面積により各区画ごとで使用料が異なる。詳細は、南城市役所観光商工課(電話)098(917)5387。