土砂採取「人道上の問題」 若者と具志堅さん語る


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オンライン配信「若者、ガマフヤーと語る」の参加者ら=5日

 島ぐるみ宗教者の会と「具志堅隆松さんのハンガーストライキに応答する若者緊急ステートメント(声明)」呼び掛け人の西尾慧吾さん(22)=大阪府=らが5日、辺野古新基地建設に使う土砂を遺骨が残る本島南部から採取する計画について学ぶ「若者、ガマフヤーと語る」をオンライン配信した。沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」の具志堅隆松代表がハンガーストライキに至った思いを語り、若者たちが具志堅さんに呼応する緊急声明発出の経緯などを説明した。同問題を巡り、9日までテーマを変えて毎日配信する。

 具志堅さんは本島南部からの土砂採取計画について「(基地建設に賛成、反対など)政治的イデオロギー抜きの人道上の問題だ。間違っている。改めるべきだ」と強調した。また、若者たちに、声明を出した経緯について尋ねた。西尾さんは「3月1日にハンストが始まったが、県外では報道されず、違和感を覚えた」と問題を提起するため声明を出したと答えた。

 10日は「沖縄戦跡国定公園・鉱山開発の現状説明」と題してユーチューブで配信する。午前10時から11時半まで。QRコードから見ることができる。