十三祝い 歌で激励 浦添前田小 アルベルト城間さん登場


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
十三祝いで「片手に三線を」を演奏するアルベルト城間さん(左端)と前田小学校の三線メンバーたち=7日、浦添市の同校体育館

 【浦添】浦添市立前田小学校(仲泊喜校長)の5学年PTA行事「十三祝い」が7日、同校体育館で開かれた。約200人の児童、保護者らが参加し、歌手のアルベルト城間さんが歌と講演で子どもたちを激励した。

 アルベルトさんはペルーで過ごした幼少期に母親の「赤田首里殿内」を毎晩聞いて育ち、歌の穏やかな気持ちがディアマンテスの曲「アスタ・マーニャ(明日への子守歌)」につながったという。「自分の長女が生まれる時にこれから父親になること、どうやって育ってほしいか、この島がどうなってほしいか考えて作った」と解説し、歌を歌い上げると、保護者たちから共感の輪が広がった。

 十三祝いでは、子どもが赤ちゃんだったころからの写真を貼った色紙を保護者が贈り、子どもたちは感謝の手紙を読み上げ、親子で成長を振り返った。

 フィナーレは同校の三線クラブメンバー5年生5人が登壇し、アルベルトさんと「片手に三線を」を演奏した。大城都華さんは「とてもいい機会。一緒にできてよかった」と喜んだ。