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名護市宮里の住宅街にひっそりと佇(たたず)む、古民家を活用した料理店「島のおそうざい さんかく家」。北部地域の野菜を中心に使った世界中の料理を味わうことができる。
フランスの家庭料理「キャロット・ラペ」、タイ料理「ソムタム」、沖縄料理を含めた色鮮やかな料理が常時20品以上並ぶ。メイン料理は別に選べるセミビュッフェスタイルで、カモのローストなどメインは日によって変わる。
代表のファン・テホさんは、これまで那覇市のタイ料理店を経営した経験がある。「無添加、無化調」にこだわり、マヨネーズ一つとっても自家製だ。牛タンは低温調理でじっくり火を通し、レバーはガラムマサラなどのスパイスと合わせてマリネする。ファンさんは「コロナで外出の機会が減ったからこそ、外食の時は体に良いものを食べてほしい」と語る。
古民家を活用した店内は暖かい光が入り、落ち着ける空間となっている。コロナ禍だが、徐々に客足が増えているという。「お客さまから料理についてヌチグスイ(命薬)という言葉をいただいた。これからも体に良いものを提供したい」と笑顔を見せた。
ビュッフェは1650円(税込み)で利用でき、メインディッシュは500~770円の間で注文できる。営業時間は午前11時半~午後5時(ラストオーダー午後4時半)で、持ち帰り可(要予約)。月、木曜定休。問い合わせは(電話)0980(53)1566。
(喜屋武研伍)
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