首里城・奉神門、火災前の姿に 瓦ぶきの応急工事が完了


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瓦ぶきの応急復旧作業が完了した奉神門=30日午前、那覇市の首里城公園

 2019年10月に火災があった那覇市の首里城で、屋根の一部が焼失した奉神門の瓦ぶき応急工事が完了した。全焼した正殿などの再建は今後本格化するが、正殿に入る前の広場は火災以前により近い状態で見学できるようになった。

 奉神門は正殿につながる入り口に位置し、昨年9月からの復旧作業で約1万3千枚の平瓦や丸瓦が使用された。瓦の原料となる赤土はうるま市から、クチャ(泥岩)は南城市から採取。県内の職人が瓦ぶき作業に当たった。

火災から数日後の首里城の奉神門。北側の屋根が焼け、骨組みのような木材がむき出しになった=2019年11月4日