沓澤 首位をキープ 経験値と技術でしのぐ 全琉アマゴルフ


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10番 軽快なスイングでアプローチショットを放つ沓澤勝=30日、恩納村安富祖のジ・アッタテラスゴルフリゾート(新里圭蔵撮影)

 第59回全琉アマゴルフ選手権大会(主催・県ゴルフ協会、琉球新報社)第2日は30日、恩納村のジ・アッタテラスGR(パー72)で行われた。一般(6841ヤード)第2ラウンドは首位で出た沓澤勝(フリー)と初日3位の新城ディラン唯人が通算5オーバーの149で並び、マッチングスコアカード方式で沓澤が首位で決勝ラウンド進出を決めた。60歳以上で競うミッドシニア(6177ヤード)で新垣清健(美らオーチャード)が77で回り首位。23歳以上の女子B(5575ヤード)は新垣奏美(フリー)が85でトップに立った。最終日は4月1日、各部門の決勝を行う。

 ホールアウトすると開口一番「疲れたー」と声を出した沓澤勝。2日目もブランクを感じながらのプレーだったが、首位をキープして最終日に臨む。「リズムよく進めた」。ラウンドを振り返る口ぶりにはゴルフを心底楽しんでいる様子がうかがえた。

 早朝から大雨のコンディションに「ボギーでいい」と開き直った。10番スタートの前半、1ボギーで耐えたが、17番でダブルボギー。アプローチでミスをすると3パットし「流れを崩しかねない。やってはいけないミスだった」と反省した。

 しかし後半の1番と3番はきっちりバーディーを奪う。3番はイーグルかというショットで攻め「まだ体力が残っていた。経験値と技術でカバーした」。ただ、これ以降は苦しい展開に。「集中力が切れてしまった」と後半も3オーバーで終えた。

 「どの程度の力があるか試したい」と出場した今大会。1位通過の手応えと同時に体力面の課題も感じている。「(決勝まで)1日空く。しっかり休養したい」と心技体を整え、最終ラウンドに臨む。 (古川峻)

全琉アマ ミッドシニア新垣、女子B新垣がトップで通過 1日に決勝