水陸機動連隊の沖縄配備「考えていない」 参院外防委で岸防衛相が否定


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岸信夫防衛相

 【東京】岸信夫防衛相は30日の参院外交防衛委員会で、陸上自衛隊の水陸機動連隊の配備先を巡り「(現在配備先の検討を進めている)3個目を含め、米軍キャンプ・シュワブ、キャンプハンセンへの水陸機動団の配備は考えていない」と述べ、これまで候補に浮上した県内の米軍施設への配備を否定した。

 また「沖縄県内の陸自駐屯地に配備することも考えていない」と述べ、県内の施設に配備することも重ねて否定した。

 伊波洋一氏(沖縄の風)への答弁。

 水陸機動団は長崎県佐世保市の相浦駐屯地に2個連隊が配備されており、現在の防衛大綱や中期防衛力整備計画で、2023年度末までにもう1個連隊を新編する計画。これまでにキャンプ・シュワブをはじめ県内へ配備される可能性が指摘されていた。