2019年にアフガニスタンで銃撃され、73歳で亡くなった非政府組織(NGO)「ペシャワール会」現地代表の医師、中村哲さんをしのび、その功績をたどる「中村哲さんを偲(しの)ぶ会」(同実行委員会主催)が4月10日、那覇市の琉球新報ホールで開かれる。
ペシャワール会の村上優会長や玉城デニー知事、バシール・モハバット駐日アフガニスタン前特命全権大使らがあいさつする。稲嶺恵一元知事は、同会が第1回沖縄平和賞を受賞した経緯を語る。
チケットは既に完売しているが、席の空き状況を見て当日券を販売する。参加費は一般1000円、高校生以下500円。会場1階では中村さんの活動を写真で紹介するパネル展もある。
ホールに入れない人に向け会場1、3階のスクリーンで会の様子を放映するほか、動画投稿サイト「ユーチューブ」でも11日以降に映像を公開する。
実行委員会の大田朝章委員長らが30日に県庁で会見し「中村さんの非暴力による平和活動は沖縄に通じるものがある。中村さんのメッセージを若い人たちに受け取ってもらいたい」と呼び掛けた。問い合わせは実行委の清川紘二さん(電話)090(5603)5183。