飲食従業員にPCR検査 宜野湾社交業協が6日に無料で実施


社会
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独自にPCR検査を実施する宜野湾市社交飲食業協会の会員ら=31日、市喜友名のビアガーデン「Bサイド」

 【宜野湾】宜野湾市内で新型コロナウイルスの感染が拡大していることを受け、市社交飲食業協会(仲松友幸会長)は31日までに、加盟する会員店舗の従業員を対象に、独自にPCR検査を実施することを決めた。民間団体が主体となってPCR検査をするのは、県内初とみられる。

 同協会は4月6日午後1~5時、市真志喜の宜野湾海浜公園駐車場の一部で検査する。唾液を採取し、沖縄民間ピーシーアール検査機構に検査を依頼する。国の補助を活用し、検査希望者の負担はないという。協会には約210店舗が加盟し、500~600人の従業員が検査を受けることを想定する。検査は6日以降も実施する予定。

 31日は協会役員や希望者ら数十人が、6日のシミュレーションを兼ねて検査を受けた。仲松会長は「これ以上の感染を防止するため検査をやりたい」と述べた。仲松会長は30日に松川正則市長を訪ね、費用補助や検査場所の提供を求める嘆願書も手渡した。

 検査の問い合わせは同協会(電話)098(892)2376(平日午前10時~午後5時)。