「一緒に上等な城東中を」 城辺地区の4校を統合し開校式 宮古島


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 【宮古島】沖縄県宮古島市立城東中学校(比嘉豊樹校長)の開校式が1日、市城辺の同校で開かれた。同校は城辺地区の砂川・西城・城辺・福嶺中の4校を統合して開校した。座喜味一幸市長や大城裕子教育長、教職員、生徒らが参加し、新たな学びやの誕生を祝った。式典は新型コロナウイルスの影響で参加者を限定して開催した。

新校舎をバックにテープカットする関係者や生徒ら=1日午後、宮古島市城辺の城東中学校

 旧西城中の敷地内に新たに建築した校舎を背に比嘉校長や座喜味市長、生徒代表らが並び、テープカットをした。城東中と城辺地区の発展を願い、ハトも放った。全校生徒数は119人。7日には新入生が入学する。校章は城辺地区を象徴する灯台をモチーフに旧4校のイメージカラーも取り入れた。原画は2年生の川満千晴さんが考案した。

 開校式で比嘉校長は生徒に「学校の主人公は皆さんだ。一緒に上等な城東中をつくろう」と呼び掛けた。3年生の砂川美咲さんが生徒を代表してあいさつし「私はこれまで同級生が10人だった。統合して生徒数が増えて学びの機会や活動の幅が広がった。楽しみだ。新しい仲間と伝統や文化をつくり上げていく」と誓った。