JAL乗務員、接客スキルをホテルで伝授 かりゆしに出向


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エグゼクティブサービスアドバイザーに就任した親泊昌代さん(中央)とかりゆしの玉城智司社長(左)、JAL沖縄支店の佐々木政茂支店長=1日、恩納村の沖縄かりゆしビーチリゾート・オーシャンスパ

 【恩納】ホテル経営のかりゆし(玉城智司社長)は1日、日本航空(JAL)の現役客室乗務員・親泊昌代さん(56)を、恩納村の沖縄かりゆしビーチリゾート・オーシャンスパのエグゼクティブサービスアドバイザーとして迎えた。親泊さんは2年間の任期で、ホテルスタッフに接客スキルなどを伝える。

 JALからホテル業界への出向は初めて。親泊さんは入社以来、主に国際線に乗務し、9年前からは管理職として人材育成と乗務を兼務してきた。親泊さんは「感謝の気持ちでサービスの心を伝えるとともに、私自身も学びたい」と意欲を語った。

 かりゆしの玉城社長は「コロナ禍前から課題だった人材育成を強化したい」と、ホテルの接客力向上を図る狙いを語った。JAL沖縄支店の佐々木政茂支店長は「培ったノウハウを伝えることでお手伝いしたい」と話した。