名護高に23年度開設の中高一貫校 通学区域は県内全域、定員40人


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 県立名護高校に設置予定の中高一貫校について、県教育委員会は3月18日、設置の基本方針(案)を明らかにした。同日開かれた県教育委員会会議で担当課が説明した。2023年度の開校を予定している。

 中学は名護高敷地内に併設する。学級数は1学年1学級。定員は40人。高校入学時は名護高のフロンティア科に入学する。中学の通学区域は県全域。

 学校の特色として、社会性や豊かな人間性を育む異学年間交流の促進、中学教員と高校教員の交流授業の充実、北部地域に根差した特色のある教育活動の推進など6点を挙げている。

 県教委は北部地域の人材育成と、教育環境の充実の観点から中高一貫校設置に向けて検討してきた。県教委は中高一貫校として、07年に与勝緑が丘中、16年に開邦中と球陽中を設置している。