12歳、40キロ大物ゲット


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3月31日、国頭沖で40キロのアーラミーバイほか8.9キロのタカバーミーバイ、7.8キロと7キロのウムナガーなどを大漁した(左から)金城拓哉さん、銀仁朗さん、福太郎さん、勘三郎さん

 奥漁港の遊漁船「海姫」はなかなか予約の取れない人気の釣り船で、金城拓哉さんフアミリーも初めて乗り「海姫」フアンになった。3月31日、春休みを利用して福太郎さん(12)、銀仁朗さん(9)、勘三郎さん(7)を連れて国頭村沖でテンヤ釣りを楽しんだ。

 船長手作りの仕掛けにマグロのハラゴーを餌に下ろすと、すぐヒット。小学生の子どもたちは強い引きに、悲鳴を上げながら必死にリールを巻く。彼らを見守りながら、拓哉さんと船長は最低限の手助けで大物を釣らせていた。3投目の仕掛けを下ろした福太郎さんの竿(さお)にウムナガーらしき大物がヒット。引きに苦戦しながらも1人でファイトしていたが、数メートル巻き上げたところで、それまでとは比べものにならない引きで海底まで引き込まれてしまい、動かなくなった。

 その様子を見ていた仲村船長は、釣れた魚にアーラミーバイが食い付いたと判断。福太郎さんから竿を受け取ると、底に張り付いた大物を引き剥がし、再び福太郎さんに竿を渡した。12歳の彼には竿を持つのもやっとの強い引きだったが、必死にリールを巻いた。皆が見守る中、6分ほどで海面に浮いたのは40キロのアーラミーバイ。その後も入れ食いは続き、大型クーラーボックス二つは満杯になり、親子には忘れられない思い出となった。海姫・仲村船長(電話)090(9784)0775。

(おきなわ釣り王国社・仲栄真修)

23日、宜野湾新漁港で43.5センチ・1.32キロのミナミクロダイを釣った親川愛生さん
3月28日、座間味一文字で67センチ・4.31キロのタマンを釣った砂川星弥さん

4月4日、泡瀬海岸で61.3センチ・3.61キロのカースビーを釣った山田一人さん(チーム:New Jack Angler)
28日、慶良間沖で105センチ・26.7キロのカンナギを釣った田原健太郎さん(右)

31日、中城海岸で60センチ・2.3キロのタマンを釣った宮城ノリオさん
4月1日、与根海岸で54センチ・1.31キロのシャクチを釣った仲座琉空さん

24日、宜野湾海岸で47センチ・1.96キロと41.5センチ・1.48キロのカーエーを釣った宮城亮作さん
3日、万座海岸で52.6センチ・3.1キロのガラサーミーバイをフカセ仕掛けで釣った當山玲夫さん
29日、知念海岸で7.3キロのクブシミを釣った永山稜さん