沖縄の高校生たちが医療者応援の「万羽鶴」 2カ月で1万4600羽


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玉城デニー知事(前列左から4人目)に万羽鶴を贈った那覇、浦添地区の高校生徒会の生徒ら=2日、那覇市泉崎の県庁

 那覇、浦添地区の高校生徒会は2日、新型コロナウイルス対策の業務を行う医療従事者や保健医療行政に感謝を伝え、沖縄全体に元気を届けようと、県に万羽鶴を贈呈した。県人口の146万人になぞらえて、約2カ月間で1万4600羽を折った。
 那覇市泉崎の県庁で贈呈式を開いた。各校から13人の生徒が参加し、玉城デニー知事が目録を受け取った。

 新型コロナで高校生にできることはないかと、昭和薬科大学付属高校3年の仲本梨乃奈さんがSNSで呼び掛けた。興南、浦添工業、浦添商業、首里、那覇、那覇商業、那覇国際、開邦高校の生徒らが応じ、生徒会を中心に各校の生徒が鶴を折った。仲本さんは「県民146万人の思いを込めて折った。新型コロナの対策に関係する全ての人に感謝したい」と話した。