サッカーの九州リーグが3日、開幕し、第1節が県内で行われた。沖縄SVは南風原町黄金森陸上競技場でジェイリースFC(大分)と戦い、2―0で勝利した。海邦銀行SCの初戦は、相手の日本製鉄大分が参加辞退し、中止となった。4日の第2節も県内開催。沖縄SVは黄金森陸上競技場でFC中津(大分)と、海邦銀行SCは南城市陸上競技場でジェイリースFCと戦う。
髙原 昇格へ強い覚悟
勝利したものの、試合後のミーティングで髙原直泰はメンバーに反省を促した。「相手が嫌がるプレーをしないといけない」「開幕したら1敗もできないんだぞ」。圧倒しなければJFL昇格はないという強い覚悟がうかがえた。
立ち上がりは195センチのFW和田健太郎を中心にクロスからの空中戦で攻め、何度もゴールを脅かした。流れのまま前半6分、FW東海林佑飛が頭で落とした球を髙原がヘディングで押し込み、先制点を決めた。
しかし、相手のプレスが早くなると安易なクロスが多くなった。「ゴールで安心して、楽な選択をしていた」(髙原)。苦しい時間帯が続いた。
変化が表れたのは後半半ば。中盤でつないで攻めるようになると、後半21分、こぼれ球に反応したDF鵜飼亮多が左足で追加点を決めた。
新加入6人がスタメン出場したが、硬さも残っていた。髙原は「結果を出しながら成長していかないといけない」と次戦を見据えた。
(古川峻)