「超絶技巧」60点 山本一洋陶芸展 リウボウで初の展示・販売 6日から


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「山本一洋の世界展」をPRするリウボウインダストリーの森田和也外商企画専任マネージャー(左)と山本一洋氏の作品を委託販売するブルームの森浩二常務=2日、那覇市泉崎

 デパートリウボウ(那覇市)は開店30周年を記念して、佐賀県伊万里市の陶芸家作品展「山本一洋の世界展」を、4月6~11日に開催する。国内で年に2~3回ほどしか展示しない山本氏の作品約60点が、初めて県内で展示・販売される。入場は無料。最終日は午後5時に閉場する。

 山本氏は1944年に長崎県で生まれ、85年に代表作の「純プラチナ彩」研究を始めた。2010年にスペインのバレンシア国立陶器博物館で招待展が開催され、同館の最多来場者数を記録して盛況だったという。18年に国際交流基金の国際巡回展「超絶技巧の日本」の出品作家に選ばれ、世界中で展示されている。

 リウボウインダストリー外商企画専任マネジャーの森田和也氏と、山本氏の作品を委託販売するブルームの森浩二常務が2日に琉球新報社を訪れ、「6年間をかけて誘致した。超絶技巧を見てもらい、感動を得てほしい」と述べた。