上勢頭さん写真で最優秀、かりゆしは兼城さん 内閣府コンテスト 河野担当相「着ていかなきゃ」


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「OKINAWA41」の写真コンテストで最優秀賞を受賞した「マジックアワー」

 【東京】河野太郎沖縄担当相は3月30日の閣議後会見で、内閣府が運営するインターネットサイト「OKINAWA41」で募集した2020年度の写真コンテストの結果を発表した。517件の応募の中から、最優秀賞には上勢頭輝(うえせどあきら)さん(35)=竹富町=が選ばれた。かりゆしウエアのデザインコンテストでは、県産フルーツとして知られる「島バナナ」の柄を配した兼城柊子(しゅうこ)さん(22)=うるま市=の「島バナナパラダイス」が選ばれた。

 上勢頭さんは、美しい景観で人気の竹富島にあるコンドイ浜で撮影した。上勢頭さんは「夕焼けの中で聞こえる子どもたちの笑い声がいつまでも変わらずありますように」と思いを込めシャッターを切ったという。

デザインコンテストで最優秀賞を受賞したかりゆしウェア「島バナナパラダイス」(内閣府提供)

 兼城さんは「若者でも着たくなるデザインを目指した」などとコメントを寄せ、受賞を喜んだ。河野沖縄担当相は、上勢頭さんの写真について審査委員会で最多得票を獲得したことを紹介した上で「マジックアワーの雰囲気が出ている」と評価した。カラフルなかりゆしウェアを「ピンク、白、青、黄色、いろんなバナナがある」と興味深げに見て「閣議に着ていかなきゃいけないかな」と笑顔を見せた。