サッカー九州リーグの第2節は4日、県内で5試合が行われ、沖縄SVが南風原町黄金森陸上競技場でFC中津(大分)に7―0で圧勝した。2連勝で勝ち点6とした。海邦銀行SCは今季初戦をジェイリースFC(大分)と南城市陸上競技場で戦い、0―2で敗れた。
後半終盤、0―1で追う海邦銀行SCは球際で競り勝つ気迫のこもったプレーで敵陣に攻め込んだ。しかし43分、1失点目と同じように安易なカウンターを許し、ダメ押しの2点目を決められた。14年目のベテランDF照屋靖人は「ふがいない」と悔やんだ。
今季掲げる「つなぐサッカー」の言葉通り、多くの時間でボールを支配し、照屋がくさびを入れるなど自陣から組み立てた。ただ、相手守備の寄せが早く、DFラインでのパス回しが多かった。パスカットを狙われ、後半10分に先制された。
攻撃面では新加入のFW野原健太が攻守で奮起したものの、前線で連係がかみ合わずシュートまで結びつかない。ゲームキャプテンを務めたボランチ金城大樹は「状況に応じた攻撃練習をもっと積まないといけない。全体で共通認識を増やしたい」と課題を見据えた。
運動量やフィジカルの強さで負けず、多くのセカンドボールは奪取した。仲間幹監督は「つなぐサッカーはできているし、走れてもいる」と手応えを語る。25日の次戦もホーム戦。初戦の課題と向き合い、準備する。
(古川峻)
◇サッカー 九州リーグ
(4日・南風原町黄金森公園陸上競技場ほか)
沖縄SV(6)
7―0(2―0,5―0)
FC中津(0)
▽得点者【沖】秋本和希、髙原直泰、大城佑斗、安藝正俊、東海林佑飛、藤澤典隆、和田健太郎
ジェイリースFC(3)
2―0(0―0,2―0)
海邦銀行(0)
▽得点者【ジ】井福2