【知事一問一答】まん延防止措置要請は…「影響大きい。冷静に分析」


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全国知事会のウェブ会議で、さらなる財政支援や、旅行前のPCR検査の徹底強化などを国に求める玉城デニー知事=4日午前、沖縄県庁

 4日に開かれた全国知事会の新型コロナウイルス緊急対策本部ウェブ会議後の玉城デニー知事と報道陣のやりとりは次の通り。

 全国知事会ウェブ会議後の玉城デニー知事と報道陣とのやりとりは次の通り。

 Q:直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数が全国ワーストとなった。

 「3月の人の移動や飲食が原因の接触で感染者数が増加傾向にある。他方で、人の動きが抑えられれば、この先の実効再生産数は落ちていくというのが感染症の専門家の話だ。ここはみんなでしっかり抑えて、数値が改善に向かうよう努力しないといけない」

 Q:離島空港でのPCR検査体制の見通しは。

 「5日の対策本部会議で現状を報告してもらい、主体となって取り組むのはどこか、機器の配備が必要か、導入に予算がどのくらい必要なのかということも上がってくる。そこからより具体的に進めていけるだろう。まずは、必要な人員と、人繰りと、どこが担当するかという主管と、機材などの確認だ。どういう流れでどこに検査を持っていくのか、あるいは現地で検査できるのかなどを含め、報告を受けて検討したい」

 Q:「まん延防止等重点措置」適用を国に求めるか。

 「取れる対策は全部やっていこうという考えだ。まん延防止特別措置は経済に対してものすごく影響が大きい。行動の自粛、渡航の自粛、時短もまた(現状より)1時間早めることからすると、今ぎりぎりで経済界も医療界も頑張っている状況で、今後数値がどうなっていくか、冷静に分析し、判断する必要がある」