浦添の新たなお土産が登場! 中学生ら考案ガチャガチャおみくじ 偉人描いたマグネット付き


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ガチャガチャのおみくじを考案した浦添中学校の生徒とJOCA沖縄の佐久間愛弓さん(右端)=浦添市仲間の浦添グスク・ようどれ館

 【浦添】浦添を訪れる修学旅行生や観光客のために楽しいお土産を―。浦添中学校(内田篤校長)の生徒がこのほど青年海外協力協会沖縄事務所(JOCA沖縄)と共同で、カプセルおもちゃの販売機「ガチャガチャ」のおみくじを考案し、同市仲間にある浦添グスク・ようどれ館に設置した。生徒らは「浦添の新たなお土産品になれば」と期待する。JOCA沖縄が2020年度市まちづくりプラン助成金交付事業を活用して実施した。

 同事業は市仲間、前田地域の魅力を発信し、地域への誇りや愛着を深めることが目的。前田自治会やNPO法人うらおそい歴史ガイド友の会などと協力の下、中学生6人が土産品づくりに取り組んだ。

 考案したのは浦添中生徒の大畑椿(つばき)さん(14)と泉川彩癒(さんゆ)さん(14)、東江志(こころ)さん(14)、與那城光佑(こうすけ)さん(14)、安谷屋佑樹さん(14)、糸数大希さん(14)。おみくじは全30種類で、舜天や英祖、察度、尚寧など、浦添にゆかりのある歴史上の人物やグスクなどが描かれたマグネットも付いている。

 大畑さんは「おみくじには浦添の絶景スポットも書かれている。多くの人に浦添の魅力を知ってもらいたい」と話した。與那城さんは「地元の人もガチャガチャを回して楽しんでほしい」と語った。

 JOCA沖縄の佐久間愛弓(あゆみ)さん(41)は「地元の人たちが応援して中学生たちがアイデアを練り、素晴らしい物が完成した」とたたえた。

 ガチャガチャは1回100円。5月末まで同館に設置予定で、売上金でカラーボックスなどを購入して、うらそえぐすく児童センターに寄贈する。