従業員に食料など配布 浦添地区社交飲食業組合が支援


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袋に詰まった物品支援を受け取る従業員=14日、浦添市屋富祖の浦添地区社交飲食業組合事務局

 【浦添】浦添地区社交飲食業組合(下地秀光組合長)は3月14日、コロナ禍の休業などで加盟店の従業員に経済的なしわ寄せが及んでいるとして、浦添市の同組合事務所で食料や日用品を支援した。組合加盟店412店舗のうち、150人の従業員が支援を求めた。卸売りを手掛ける会社の援助を受けて、同組合として初めて実現した。

 同組合はティッシュペーパーなどの日用品や野菜など食料品が詰まった大型のビニール袋二つ分、総額で約120万円分を無償で配った。下地組合長は「店舗には県から協力金があるが、従業員にはない。苦しんでいる従業員も含め組合としてみんなで頑張っていきたい」と語った。

 物品を受け取った従業員は「重たい」など笑顔でうれしい悲鳴を上げていた。

 緊急事態宣言を受けて勤務先のスナックが約3カ月間休業したという女性は「収入が減って大変だった。店が再開しても出勤は減っている。とても助かる」と感謝した。