ワオレムール双子誕生 母子仲良く 名護・ネオパーク 


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ネオパークオキナワで6年ぶりに誕生したワオレムールの双子の赤ちゃんら=5日、名護市のネオパークオキナワ

 【名護】名護自然動植物公園「ネオパークオキナワ」の種保存研究センターで3月2日、ワオレムール(和名・ワオキツネザル)の赤ちゃん2匹が生まれた。同施設でワオレムールの双子が生まれるのは6年ぶり。コロナ禍での明るい話題に来園者や職員が喜んでいる。

 2匹は父タロウと母マハロの間に生まれた。性別はまだ不明。体長約10センチとまだ小さく、母親の背中に乗って甘えるなどして仲良く過ごしている。

 5日は餌のバナナを食べるマハロの様子を興味深そうに見詰めたり、少しの時間背中から降りて周囲を観察したりと、かわいらしい姿を見せていた。

 種保存研究センターの神田有希佳さん(22)は「母のマハロは15歳の高齢だが頑張って子育てをしている。仲むつまじい家族の様子を見てほしい」と話した。