最高峰の選手の胸借りる バドミントン・琉球ブルファイツが合宿に参加


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三菱自動車京都の選手らと試合する、琉球ブルファイツの金城俊(奥左)と大城真吾(同右)=3月13日、うるま市の具志川総合体育館

 バドミントンのS/Jリーグ参戦を目指す県内クラブ「琉球ブルファイツ」はこのほど、リーグ1部の三菱自動車京都、同2部の北海道コンサドーレ札幌がうるま市で実施する合宿に参加した。最高峰リーグで活躍する選手らの胸を借りた金城俊主将は「練習量や内容に大きな違いはないが、一打一打の質の違いを感じた」と冷静に振り返った。

 三菱は2018―19、19―20シーズンで10チーム中5位の成績を収めた。両チームが沖縄で合宿するのは初めて。本格化するシーズンを前に、三菱の高木孝一郎監は「試合勘を取り戻すため」と試合中心の合宿を3月12~14日まで行った。

 13日はブルファイツの大城真吾監督兼選手と金城が参加した。試合では相手の素早く巧みなシャトルタッチや、多彩なショットに翻弄(ほんろう)される場面もあったが、粘り強く食らいついた。

 大城は「ついていくのに必死。レシーブ方法をもっと工夫しなければ」と課題を述べた。金城は「シャトルを受ける位置など、ストローク一つ取っても違う。普段の練習からもっと質を意識しなければならない」と述べた。コンサドーレの吉田仁監督は「スポーツは人々に元気を与えられる。地元のチームが頑張って、地域を盛り上げてほしい」とエールを送った。